霰粒腫IPL治療
涙が蒸発しないように眼の表面には油の層があります。
この油分を分泌するのが、まぶたのきわにあるマイボーム腺です。
マイボーム腺の出口が閉塞し、炎症が生じると肉芽腫と呼ばれるしこりができます。
これを霰粒腫と呼びます。
炎症を抑える点眼、軟膏、内服をしても小さくならない場合切開が必要でしたが、美容で使用されるIPLレーザーが霰粒腫に有効であることがわかり、当院でも導入しています。
IPLレーザーはマイボーム腺からの分泌脂(マイバム)の融解による閉塞解除、サイトカイン抑制による抗炎症作用、熱刺激によるコラーゲンの再構築、デモデックス(睫毛ダニ)の減少といった効果があります。
霰粒腫は多発したり、再発を繰り返したりしますが、IPL治療は霰粒腫ができている部分だけでなく両まぶた全体に当てるので、マイボーム腺機能が改善し、再発予防にも効果的です。
切開が難しい小さなお子様や、切開の傷跡が気になる方にも適しています。
1回の治療で小さくなることもありますが、小さくならない場合、2週間以上空けて2・3回行います。
霰粒腫IPLの方法
両まぶたの周囲に冷たいジェルを塗り、こめかみからまぶた全体にレーザーを当てます。
その後、霰粒腫の部分だけ重ねてレーザーを当てます。
まぶしい光と多少パチッとした感覚はありますが、痛みはなく20分程度で終了します。
霰粒腫IPLの費用 | 1回5,000円+税(計5,500円)健康保険の適応外で、自費診療となります。 |
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当日の注意点
黒い色に反応しますのでうぶ毛、ひげは剃ってからお越しください。
ノーメイクで、日焼け止めも塗らずにお越しください。
メイクをして来られた場合は、院内で落としてからの施術となります。
メイク落とし、洗顔料、タオル、化粧水、乳液、日焼け止めは当院で準備しています。
敏感肌の方や、愛用品がおありの方はご自身でご準備をお願い致します。
また、帰宅時にメイクをされる場合はメイク用品をご持参ください。
終了後はジェルを拭き取り、顔を洗ってご帰宅いただきます。
IPL後はなるべく日焼けしないように気を付けてください。
入浴、洗顔、マッサージなどの制限はありません。